人気ブログランキング | 話題のタグを見る

。はにかむ



【落語】ビクター落 語会 蓄音機の犬~ 第25回夜席 さん喬・鯉昇


2008年11月22日
仏教伝道センター

柳家小んぶ
柳家さん喬 「松竹梅」
瀧川鯉昇 「ねずみ」 「粗忽の釘」
柳家さん喬 「一人酒盛り」

国立劇場からタクシーで急ぐも小んぶに間に合わず。かろうじて、松竹梅のマクラに間に合う。安堵。

松竹梅。
ご隠居に能の素養があると云う、さん喬のその説得力。参った。

ねずみ。
「片足でピョンピョンと」「親子だな、これは」が絶妙。「愚痴を聞いてください」と切り出す主の唐突さにムリが無い。これも参った。
「ネコかと思った」で表情が緩むねずみの顔が、高座に上がってお辞儀をした後の鯉昇の照れ笑いと同じ表情で、釣られてこちらも微笑んでしまう。嬉しいサゲ。

粗忽の釘。
マクラの「鯵の開きをポストに入れて、残ったハガキを焼いて食う」ってフレーズがいい。なんなら、尾崎豊の15の夜に挿入してもいい。"盗んだバイクで走り出す。鯵の開きをポストに入れて、残ったハガキを焼いて食う。"ほら、違和感が無い。15の夜って、盗んだバイクで走り出すってトコロしか知らないけど。
本編は、背に荷を担いだまま新居にたどり着くところから。「私の言いなりになっていれば間違いがないんだよ」「アンタが何かやると私の仕事が増えるんだよ。」言いたい放題のお神さん。でも、仲睦まじそうでいい。
男の粗忽っぷりも凄まじいが、それに対する隣人の迎撃もすごい。煙草を吸う男の周りに、水を張った洗面器などを並べてみたりする。「仲人が付いてのアレですか?それともくっつき合い?」の質問に対しても「そういう調査の人?」と迎え撃つ。隣人のキャラ、いいなぁ。うん。「お隣さんいいですか?頭を叩きますよ、ペンペン(と、自分の頭をセンスで叩く)」「貴方の行動は大概分かる。釘の頭を叩いてください。」もナイスツッコミです、隣人。


あ、昼休み終わった。後で加筆します。
by bithoney | 2008-11-28 12:56 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜
<< 本日の柳家喬太郎(ワンコ風) その車掌、埼京につき。 >>

泣くが嫌さに笑い候。

by bithoney
検索
このBlogについて
中島蜜蜂と申します。はにかみ屋でございます。

このブログは以下5つのカテゴリで運営しております。

+六角亭日乗
 日記っつーより雑文
+自己紹介
 自己紹介です
+芝居浄瑠璃芋蛸南瓜
 主に落語と歌舞伎の観劇雑文。マニアじゃない。
+リンク集
 よく行くとこ。
+++昔書いたもの
 別のサイトで書いてたヤツ

更新のメインは「六角亭日乗」と「芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」。伸びきった金玉のようなペースで。

以前の記事
その他のジャンル
記事ランキング