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。はにかむ



暗闇の焚き火のように、森の奥の泉のように。


テレビのスイッチを入れたらたまたまやっていたこれ
複雑な思い。

放映していたのは道徳番組で、とある公共の図書館で多発している「盗難」や「本の汚損」の問題が題材。

 年間6000冊の本が盗まれる。
 特に雑誌は悉く被害にあうので、殆どのタイトルをカウンターバック(閉架管理にして、希望があればその都度渡す方法)にしている。
 毎日、本の修復に費やす時間が多い。

やるせない。
実にやるせない。
マナーの悪い利用者に対してでは無く、図書館司書に対してやるせない。
気の毒でもあるし、はがゆくもある。
1000万円かけて盗難防止設備を整わざるを得なかった現状は、司書の気持ちを考えると気の毒でならない。その1000万円でどれだけ本が買えるか、どれだけ利用者に対して気持ちよく使って貰える企画が立てられるか、図書館内の設備に工夫ができるか、、、。

ところで、、、
現場の方々の苦労に対して無神経な発言で恐縮だが、スタッフたちの会議は実に不毛な風景に見えてならない。いや、「編集」に問題があるんだろうなあ、、、。
ひとつの問題に対して、解析するわけでもなく。
例えれば、、、一方からの目線で自分の意見を述べる(ように見せている編集の)様子に苦笑い。転がって1の目を出したサイコロを囲んだのを皆で見つめ、上からみたスタッフは「このサイコロは1の目しかありませ~ん」と云い、横から見ているスタッフは「いいえ、このサイコロは5の目しか無いンです~」と言い張り、対面しているスタッフが「何言ってるンですかあ、2の目に決まってるじゃないですか~」と揚げ足を取り、誰も6の目に気づかない。そんな様子。(編集した人間の悪意すら感じますよ、ええ)

さておき、他人事では無いことは確かだなあ、、、。

しかし、司書の立場を離れて考えてみても、皆で大事にしているもんを盗んだり破ったりする神経が分からないなあ、、、。
何故そんなことするのか、、、そこを理解出来ないのも問題かもしれないなあ。と反省してみる。
by bithoney | 2006-06-02 11:40 | 六角亭日乗
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