。はにかむ



【落語】鈴本演芸場 8月下席

ご説明:
カテゴリ「芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」では天本の観劇メモをまとめております。
ネタバレもあるのでご注意下さい。
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■データ
鈴本演芸場 八月下席
日付:2005年08月30日
場所:鈴本演芸場・上野

  そして番組は、(途中から入場しました)
  「マキシム・ド・呑んべえ」三遊亭白鳥
  「幇間腹」古今亭菊之丞
  「黄金の大黒」柳家権太楼
  柳家とし松の曲独楽
  「千両みかん」鈴々舎馬桜
  ペペ桜井のギター漫談
  「名人長二 仏壇叩き」古今亭駿菊




マキシム…
じいさんばあさんがどこか小汚いカンジがいい。
年寄りをデッサンすると、ヘタな人ほど小奇麗に描いたりするけど、
落語でも同じことが言えるのかもしれないわよねえ。

「ハーモニカ吹くペペ桜井」っつーフレーズがツボに入りました。

幇間腹…
メトロン星人に似てらっしゃるわね、菊之丞ったら。
マクラで羽織落としについて2,3。
侍を演じる時は脱がない、とか、風呂に入るシーンで脱ぐとか、
後の方が来ない時に、袖にポンと羽織を放り投げ、前座が片付けたら来たと云う合図になる。など。

「アウーアウー。猫八の真似かい。」と、
「親鸞が聖教新聞配ってる」って比喩がツボでした。

黄金…
のっけに「八と云う数字がホドいい」と切り出す。
富士山登って八合目。お食事も腹八分目。
何が言いたかったのかというと、今日の客の入りが約8割弱だったのでございます。
(こないだのさん喬との興行が大入り満員だったからねえ)
「中入りで緞帳下げても、すぐあげちゃうから。
あんたたちが帰らないように。」
とアノかわいいお顔で云われるとたまらない。

しかし、この長屋の人々ときたら、大家さんの猫を食っちゃうわ、
その毛皮を襟巻きにしちゃうわで、ひどいもんです。
大家さんって大変だなあ。

曲独楽…
ああ、いつもの流れでほっとする。
回る独楽の、ウラの模様を見ていると、なんだか気持ちよくなってくるね。

千両みかん…
馬桜の言葉での説得力。
なんつーか、盤を挟んで座っていて、みるみる詰まれていく感覚。

正月に沖縄へ行った際、
現地の方が「今日のフルーツは高級品ですよ!」と薦めるので
楽しみにしていたら出てきたものが「林檎」だったと云う枕から千両みかんへ。

この事件(?)の日付が6月21日の土用の日だとか、
蜜柑を求めに出向いた問屋が万世橋にある万惣だとか、
もう、隙が無い。
(あー、万惣のホットケーキ喰いてえなあ。)
蜜柑を商う問屋を「赤もの問屋」って言うんですか。ほうほう。

ぺぺ桜井…
失礼承知で言っちゃうけど、「すっげえ、うめえな、ギター」
テクニックを見せ付けながら、
「音楽ってのは、ドレミファソラシドが上がったり下がったりするだけなんだから」
と涼しい顔するのが憎い。

でも確かにそのとおり。
そういえば、世の中には「音階が上がり下がり」の順序が索引となっている
クラシック辞典があるそうな。
たとえば、ダダダダーン!と云えば誰でも頭に浮かぶ「運命」だと
ダダダまで同じ音階で、最後のダーンで下がる。
つまり「初めの音から、そのまま、そのまま、さがる」と云う索引で
その辞書を引くと「運命」が見つかるといった辞書。
これ、10数年前、科学朝日のコラムで紹介されてて、欲しくてしょうがないんだよなあ。

名人…
猫は牡丹の花咲く頃が一番眠い。綺麗な絵だなあ。
駿菊は、一昨日たまたま国立演芸場の花形演芸会でも見たんだけど、
あの国立劇場への出演は10年ぶりだったそうな。
嘘かホントか分からんけれど、
前に「名人会」とタイトルのついた国立演芸場の会に出た際に
「名人とか銘打ってるけど、安直な会です」
といったら、そのまま10年干されたっつー話と、
東ちづるが立候補しなかった理由が枕。

最後の方は時間が足らなかったンだろうか。
あたふたと終わったカンジ。
たっぷり聞きたいな。
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by bithoney | 2005-08-30 23:33 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜
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