ご説明:
カテゴリ「芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」では天本の観劇メモをまとめております。
ネタバレもあるのでご注意下さい。
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■データ
三越薫風寄席
日付:2005年05月04日
場所:三越劇場・日本橋
そして番組は、
金原亭世之介「明烏」
雷門助六「春雨宿」とあやつり踊り
柳家権太楼「火焔太鼓」
三遊亭小円歌の三味線漫談とやっこさん
鈴々舎馬風「?」
明烏…
今の君は~ぴかぴかに光ってぇん♪
っつー曲に合わせてジーパン脱いでた頃を知っているわたくしはオバサン。
宮崎美子のそっくりさんだった方がこんなにおっさんになるとはなあ、
宮崎美子も歳とるワケだよなあ。
さておき、一言だけしゃべった浦里の様子が色っぽくてステキでした。
春雨宿…
宿についたら「靴と靴下を脱いで」足をすすぐ、、などと
ところどころ現在に置き換えている。
けれど、「足をすすぐ」と妙に古めかしくて、そのセピア色の情景がおもしろい。
昭和30年代のセピア色。
「あやつり踊り」はその足の運びにお客さんがため息つくほどの素晴らしさ。
踊る前に、話をしながら着物の端をはしょって帯に挟み込む手際が何ともかっこいい。
火焔太鼓…
前の晩、鈴本演芸場で同じ演目を聞いたばかりだけど、
何度聞いても、おかみさんが「槍で旦那をつつく真似」のしぐさに笑ってしまう。
このおかみさん、ぽんぽん言うけど、人の良さが出てて好き。
マクラは短め。客船でじゃんばらや~は無し。
ツレが「小判を数える時、昨日も今日も、
ひふみよいつむななや、とお、、って九つを飛ばしていたのが気になる。
おかみさんも旦那さんも飛ばしていた」と云う。
そんなん、見た目であと2枚だなってんで、9つと10をまとめて数えたんじゃねえの?
と言っても釈然としない様子。
はまぐりはむしの毒。
三味線漫談…
美人だなあ。口の端がきりっとして爽やかな美人。
最後に「やっこさん」を踊ってくれたのは儲けもん。
で、このやっこさんがすごい「キレ」。
なんつーか、正座して見ないと申し訳ないような隙の無さだった。
馬風はなんだろ…
演目分かりません。
美空ひばりメドレーを歌ったり、会場のおじーちゃんおばーちゃん大喜び。