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【落語】立川談笑 独演会


2007年07月30日
国立演芸場

立川談笑 「堀の内」「薄型テレビ算」「ジーンズ屋ようこたん」

■堀の内

電車、、、と云う言葉が出てくるところを見ると "堀之内" では無く "堀ノ内" かな? でも、電車だけで時代を考証するのは根拠が甘いか、、、。いやいや、甲武鉄道と云わずに「チューオーセン」と呼んだところにヒントがあるのではないか?

、、、この話だけですごいボリュームになりそうです。
すんません、いい加減で。ここは "の" と書いて誤魔化してしまえ。てへ。落語のタイトルとしてでは無く、地名として拘っているだけなので、スルーして下さい。てへ。


さておき、談笑の第一声は、しきりに襟を直しながらの「ごぶさたでございます。」でした。
続けて、「みんなで、気まずい夜を過ごそうじゃないかと。」


あー、なんか枝豆食いたくなったんで、スーパー行って来ますわ。後で加筆しまーす。

ただいま、外でたら暑くてねぇ。枝豆じゃなくてガリガリ君買っちゃったよ。
はい、レポート再開。

マクラは色とりどり。

「予想通りでしたね、自民」
談笑が言うに、安部は「ウンコ漏らしたガキと一緒」だそうな。ウンコ漏らしても、してないしてないと言い張る子供。パンツ下ろされウンコを晒されてからウエーンと泣く、そんなガキなんだと。(じゃあ、わたくし共はなんなんだろうな。)
一方の小沢の立ち回りを褒める談笑。要するに、今回の選挙は「バカのボンボンVS賢い腹黒」の戦いだったと。
「今回のMXの選挙番組は詰まらなかった」だの「談志といえば、収録中にホソキカズコの名前が挙がるたびに"ババァ殺せ!"と吼えるのか楽しかった」とか「その放映の時、"人権を傷つけられた人を擁護する団体"のCMが流れ面白かった」とか、うまい具合に畳み込む。

選挙の話の後は、「肉まんに段ボールが混入されていた事件。あれは、段ボールと云う新しい食材の発見なんですよ」だの、相撲の話だの。
「お相撲の話をしましょうか」と切り出しておいて「トリ、、、じゃなくて、シメ、、、じゃなくて、、、あ、結びか」と惚ける。新相撲協会を作って、本部をウランバートルにして、そのまま尻尾切りしちゃおう、、、とか、そんな話に。でもグダグダ。

ここまで一気に話しておきながら
「お客さんの期待が分からないんですよ」と切り出し、「たまに、談春さんと間違えて来るお客さんが居ます。」で笑わせる。とどめに「今度出すCDは微妙に談春さんのCDジャケットに似せようかと」。



話の途中で携帯電話の着信音が鳴り「大丈夫よ鳴っても。そんなに繊細な芸じゃない。」

他、つれづれ

「桂文字助師匠が聞けるのは、広小路亭と日暮里寄席だけ」
「ものすごく喧嘩早くて、ものすごく喧嘩が弱い」
「風呂屋で見た、談幸の金玉がツルンとしていて、、、、芸風と一緒」


あー、やっぱり枝豆が無性に食いたくなったんで、またスーパー行って来ますわ。後で加筆しまーす。
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by bithoney | 2007-07-30 23:56 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜

「かわいい」と云うこと

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散歩で見つけたポケモンのような狛犬。
台を見ると「平成10年」とある。

実際、最近、世の中すべからく、この調子です。
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by bithoney | 2007-07-30 16:15 | 六角亭日乗

ねこ一丁

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「ねこ、はじめました」


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「店長~、休憩入りま~す」
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by bithoney | 2007-07-30 16:06 | 六角亭日乗

【演劇】劇団♪♪ダンダンブエノ 双六公園「砂利」


2007年07月29日
スパイラルホール 南青山

三津五郎目当て。
アフロで踊る三津五郎、、、。

手前が庭。その奥に庭を望むダイニングがあり、6人掛け用のテーブルがある。全幕、このセットが舞台となる。

庭に本物の砂利を(砂利と云うには少し大粒)を敷いている。この砂利を踏む「雑」音が始終響くのだが、そのうち気にならなくなるのが面白い。

中年の兄弟。兄の内縁の妻。身内では無い居候の男。の4人暮らし。
これだけでもバランスが悪いコミュニティなのに、そこに、近所に住む変わり者の男や、内縁の妻の姉も加わってしまう。

兄が主人公と見れば自然か。
父親が死に、崩れ。子供が生まれ、立て直す。そんな単純な解釈でいいんだろうか。


もう、少し、回を重ねたら、うまく役者同士が馴染むような気もする。
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by bithoney | 2007-07-30 10:39 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜

神楽坂、酸漿、冷奴

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豆腐の角に吸い付いてばかりの祭の夜
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by bithoney | 2007-07-29 17:22 | 六角亭日乗

【落語】第1回 らくだ亭


2007年07月27日
江戸東京博物館

主催は小学館と文化放送。
第1回目にも関わらず、背中にラクダが染め抜かれた法被をスタッフが着用している周到さがこの企業らしくて感心する。入場者に配られたチラシが全てクリアファイル入りだったのも、いかにもな感じ。妙に力入ってるなぁ。
ちなみに、このシンボルマークの「らくだ」。膝を曲げて座布団でくつろぐ姿を横からみた形で、夕日らしき黒丸をバックにしている。口元が笑ってる愛嬌のあるラクダ。なかなかいいデザイン。

さて、演目

柳亭市朗 「小町」
柳亭こみち 「壷算」
柳家三三 「笠碁」
柳家そのじ 寄席囃子
柳家小三治 「死神」

■小町

硬い。手のフリがだんだんと少なくなっていく。
好きな落語家さんなだけにハラハラする。

ところで、この落語、「隠居のとこの茶は一斤幾らですか?」なんてセリフが出てくる。
一斤は750g。茶好きならあっと云う間に切れてしまう量だけど、今時のご家庭はどれくらい茶を飲むんですかねぇ。一斤、二斤と買ってた時代の消費と今を、ふと思う。

■壷算

おでこにタコチューをくっつけてみたい(そういう指の先ほどの大きさのゴムのタコ人形があったんですよ、昔)

携帯電話でインターネットに繋いでネットショッピングした話がマクラ。この事を「機械を相手にお買い物」と云っていたのが印象的。落語の世界を壊さない、バランスのいい言葉の選び方だなぁ。スマートだ、こみち。でも、買ったのは「脂肪燃焼スパッツ」。
続いて、ダイドーの自動販売機で缶ジュースを買った話。ふと1本買ったら次から次へと当たりが続いた。さてオツリを取ろうとしたら40円しか出てこない。1000円入れたのに何故40円しか出てこない?手にした8本の缶ジュースと残された40円の謎は?

と云うダイドーの詐欺(いや、でもさぁ、実際詐欺臭いと思うよ、あの自販機。)から壷算へ。

しかし、あの番頭さんの
「勘定が合うか合わないかじゃない。いい商売をしたと云う満足感が無い。」
の言葉が深い。
いい商売をしたと云う満足感か、、、。

他、つれづれ
○ ぼんやり
× ぼんしゃり (じゃんがらラーメンの新メニューではありません)

「来る前に電報を出してください。万全の構えでさしで勝負したい。」

■笠碁

「この辺は着物を着ちゃいけない」と唐突な出だし。

「あれじゃ負け越すわよね」
「これだから巡業も連れてってくれないのよ」

両国を歩いていたら、見知らぬおばちゃん達に口々にこう云われたそうな。上手い持ってき方だなぁ。今日の三三もいい感じ。
ちなみに、三三の身長は180センチ近いのに、体重は57キロだそうな。荒地の大根だなぁ。

昔話だが、三三の贔屓力士の話も楽しい。
「輪島、北の湖全盛期でしたが、私は出羽の花が好きでした。前褌取ったらしぶとくてねぇ。」うんうん。
「あとは佐田の海とか」
渋いとこついてくるな。でも、子供心に、あのスピードは好きだった。

さて笠碁。
身内の者の気分で聞くと楽しい。嫁の気分とか、番頭の気分とか。今日は嫁の気分。困ったおじーちゃんねー(と、子供に向かっていってみたり)

それにしても、老いを考えさせられる話だよなぁ。
「子供の頃からの友達はもう二人しかいない」ってセリフもまたズシンと来る。

近くの席に居た小さい女の子が、前かがみで聞いていました。この子はたいそうな落語好きになりますよ。

■寄席囃子

柳家そのじ=太田その

「普段は影に隠れて出囃子を演奏しています」

なんというか、宮崎アニメに出てくる少女のような風情があるなぁ。未来少年コナンのラナとか、さらば愛しきルパンよの小山田マキとか、あの雰囲気。好きだなぁ、そのじ。
後で小三治が「膝枕して三味線聞かせてもらいたい」と言ったのが分かる。いいんだよなぁ、その。なんだろう、この雰囲気。

固い様子に「リラックス!」と会場からおっさんの声がかかる。

寄席囃子メドレー・竹になりたや・縁かいな、と続いて、お客さんのリクエストで出囃子を即興で弾くコーナー
「鞍馬」「老松」「俄獅子」「昼飯」「野崎」のリクエストが掛かる。

他、つれづれ
「(昼飯の声がかかり)ちゃんと弾けるんです。楽譜さえ見れば弾くことが出来るんです」

言いそびれてしまった、、、「檄!帝国華撃団お願いします」

■死神

あれー?あれー?うーん。
今日の小三治はどうしたんだろう。

今回はレポートはいいや。

ちょっとした備忘
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by bithoney | 2007-07-28 17:21 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜

画期的なヒヨコのオスメス判別法。


今まで、どちらがタカでどちらがトシが判別出来ないでいたのですが、

「20代前半の頃の芥川龍之介に似ている方がトシ」

と云う、学会が騒然とする判別方法を発見してしまいました。今。


ぼんやりとした不安か ←これからのツッコミフレーズはこれがきますよ。
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by bithoney | 2007-07-27 16:20 | 六角亭日乗

女の子はスパイスやお砂糖で出来ている。


地下鉄に乗っていると、少し離れたところで4つか5つ位の女の子が屈み込み笑い声を立てている。

笑い声に顔を向け目が合うとサっと人影に隠れ息を潜めてしまう。

それを繰り返しているうちに、隠れながらも笑い声を立てるようになった。

素知らぬ顔を続けてみると、手にしたものをカシャカシャ振って気を引いたりする。


「それはなあに?」と尋ねると

「折り紙」と答える。

突き出されたソレを見ると、透明な名刺入れに入った小さい折り紙の束だった。

全て草の色。緑と云うには薄い草の色。

「折り紙好きなの?」

「好きぃ」

色々と尋ねてみたうち、「何を折るの?得意なものは?」への彼女の答えが振るってた。


何でも作れるよ。薔薇でも猫でも星でも。


こんな事言えるかい?何でも作れるよ薔薇でも猫でも星でもだって。

ああ、そんな事が言える人間になりたいよ。

「何でも作れるよ。薔薇でも猫でも星でも。」

「何でも作れるよ。薔薇でも猫でも星でも。」


薔薇を折ってもらった。

緑色の薔薇。

咲いている。散らぬ花。


小さな指だった。
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by bithoney | 2007-07-27 12:19 | 六角亭日乗

こみ上げたものを口にため、一気に飲み下せ。


久しぶりに乱歩を読んだら、いたく酔ってしまい、閉口。


陶酔の酔いではなく、嘔吐の酔い。


自家用車に乗るシーン、あれがいけない。

道の悪さを想像して、やけに揺れる。

タイヤが砂利を踏む振動や、右や左へ切るハンドル。

目の奥の深いところで吐き気がする。

(船酔い、バス酔いしやすいタチなので、そういう想像がすぐに結びつくと云うのもある)


こんなことじゃ少年探偵団に入団できないなぁ。
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by bithoney | 2007-07-23 16:19 | 六角亭日乗

【落語】SWAクリエイティブツアー 夜の部


2007年07月22日
新宿明治安田生命ホール

柳家喬太郎 「華やかな憂鬱」
春風亭昇太 「手紙の中の君」
三遊亭白鳥 「後藤を待ちながら」
林家彦いち 「頭上からの伝言」

テーマは東京。全編に「サトミ」と云う女性が出てくる。あと、「カスミ」もチラリと顔を出す。

■華やかな憂鬱

「まさかと思いますが、大銀座落語祭」と間違えている人はいませんか?」

え?違うの?時事通信ビルに行かなくちゃ。

マクラと云うか神田山陽出演キャンセルのお詫びをチラリ。「手前共の管理不行届きで」
全く、山陽ファンには気の毒な話だよなぁ。もし、喬太郎がキャンセルしたら、わたくしはハンケチ噛み締めさめざめ泣きますよ。
後は、「一回目は無難に終わると、二回目は出来が悪い」と云う話。ええ、昼の部は滞りなく進んだそうで。「誠にご愁傷さま」
そして、歌舞伎町の恐さと池袋の怖さについて。でも、昔の東京は、その怖さがちゃんと棲み分けわれていたけれどなぁ。目的がある者しか受入れない節度があったよなぁ、アンダーグラウンドにも。

さておき、本編。
入ってすぐに羽織を脱ぐ。
舞台は歌舞伎座のキャバクラ「キング・アラジン」。「ペロリンガ」「エレキング」「メフィラス」「スペル星人」など名を変え、手を変え営業してきたが、営業不振きわまり2週間後に閉店が決まる。(すまん、店の名前は冗談込みだ。信じないように。)

《主な登場人物》

アニキ…キングアラジン店長。29歳。30歳までに東京で錦を飾れなければ故郷の茨城県水海道(みつかいどう)に帰る約束をしていた。誕生日は8月7日。

カズ…アニキの舎弟。キング・アラジン店員。柴又生まれ。

サトミ…キング・アラジンのキャバ嬢。何かとアニキから小言を言われているが、留守の間、店を任されている様子を見る限りアニキの信頼は厚い。

母島の母…昭和のまま時が止まったようなバーのママ。娘は東京都心で働いている。

カスミ…サトミを呼ぶつもりが、うっかりこう呼んでしまった。喬太郎、学生時代のマドンナ。テーマソングはおそらく石野真子の「失恋記念日」


話の大半は、カズをナビゲータにしたアニキの「東京のふるさと探し」。故郷へ帰る前に、今まで住んでいた東京に居た東京人としての存在意義を探す旅。存在意義と云うか、言い訳と云うか。「TOKIOっぽくない、東京らしい東京を探したい」とアニキ。
アニキの云うTOKIOとは、渋谷や新宿、六本木など。残念ながら池袋は含まれず。「池袋は東京だけど、(糸井重里テイストの)TOKIOじゃない」

アニキの要望にカズは奮闘。梅屋敷・高幡不動・保谷・清瀬へ連れて行くが、アニキはご不満。
とうとう最後に「母島」へつれて行くカズ。
想像の範疇を超えたためか、毒も抜け大人しく母島のバーで呑むアニキ。バーのママと語らい、店の古めかしい雰囲気にすっかり馴染み、「母体回帰」のイメージが頭にひらめく。

そうだ、閉店するまでの残り3日間、キャバクラの方向性を変えてみよう。

歌舞伎町に帰ったアニキは、店名を「キング・アラジン」から「和風キャバクラ おふくろ」に変え、コストパフォーマンス無視でやりたいように営業を試みたところ、これが大当たり。
そのまま、「和風キャバクラ おふくろ」として営業を続けることにした。

サゲ「この町は、俺たちのおふくろだ!」

首をかしげながら、ひっこむ、喬太郎。


さて、「カスミ」について、もうすこし、掘り下げてみようか。え、いいですか。そうですか。
「どこでどうしているのやら」

他、つれづれ
母島のママ「ここは昭和なの。昭和の頃は大正だったの。」
「くさや喰う仕種は初めてなんですよね」

■手紙の中の君

マクラは、今回の公演の打ち合わせのスケジュール調整が大変だった話。
メンバーが皆忙しく深夜にしか集まれず、今まで使っていた渋谷の会議室が使えなくなり、急遽昇太の家を集会所にしたそうな。
と、ここまでくればお約束(?)の白鳥の傍若無人エピソードに話は続くわけで。他のメンバーの意見は聞かずに好みの店に入り、好き勝手に注文し、支払いは昇太。とがめると「いいじゃねぇか、昇太の税金対策だよ」と答える。翌朝仕事があるからと、自分の都合で会計を促す。「終わるタイミングも白鳥の都合なんですよ!」
ここまで話題提供する白鳥は「宝」だなぁ。

そして、初めて東京へ行った話し。
小学六年生の時、静岡から東京へ修学旅行へ行き、一日で皇居と国会議事堂と東京タワーを回ったそうな。ヘヴィだなぁ。
東京タワーで昇太が買った東京土産は「岡崎由紀ちゃんの写真付きの写真立て」と「キツツキがチョコチョコチョコチョコチョコって降りてくるヤツ(人差し指と中指をチョコチョコ動かしながら)」
って、何でこんなことまで覚えているんだ、わたくし。

本編は、女性にもてない男が、間違い電話で知り合った田舎娘の純朴さに恋をし、振り回される話。田舎娘がとんだ食わせ者なのも昇太テイスト。
間違い電話から始まり電話で落ちる。手紙は出てこないのに、なぜタイトルが「手紙の中の君」なのかは不明。もしかすると、テーマソングが「木綿のハンカチーフ」なんだろうか。主人公の男性は、まさにこの「木綿のハンカチーフ」に出てくる女性のような純粋なイメージを相手に重ねる。

まー君と呼ばれる主人公の本名は「安田 修」。ちなみに、主人公を冒頭でふる女性の名が「カズミ」ちゃん。もしかすると、他に裏設定で「小原」君も振られているかもしれない。

サゲ「東京の男って純ねー。さて、適当に電話をかけて、と。、、、もしもし、まー君?」

他、つれづれ
「俺のスポーツカーに乗りやがれ。浅草演芸場で三遊亭白鳥って云う小粋な芸人を見に行こうぜ」

「あたい、こんなになっちゃって。お兄さん、ブルースを聞かせてよ」

スタバにて
「蓋が付いたままよ!」
「蓋が付いたまま飲めるんだよ」
「うわー、本当だ零れない!」

吉野家にて
「うわぁ。牛肉がとろけそう」
「吉野家の牛肉がとろけそうって、一体どんな唾液してんだよ!」

■後藤を待ちながら

昇太のマクラに続いて、
「私も想定外でしたが、この頃忙しいです。でも、新潟の頃は本当に仕事が無くて」
と、貧乏経験を踏まえた「後藤を待ちながら」に入る。どこがゴドーなのかと言われたら困る。少なくとも、最後まで後藤が出てこないところがゴドー、、、、く、苦しい。後藤を待っているのは浮浪者では無く、謎の中国人と三遊亭白鳥。

「大都会東京、光と影」と云うナレーションから、舞台が「居酒屋 天狗」で始まるとは。

そして、白鳥の芝浜論は「酒乱は最後まで酒乱じゃなくちゃ」。
確かに、童話だと、そういうオヤジは最後の最後まで救われなかったりする。
ただ、歌舞伎の「芝浜(芝浜皮財布)」は夫婦二人で注しつ注されつしていた。旨そうに酒を舐める菊五郎が印象的だった。ただ、それは目の前にあるからリアル。
落語のあの「夢になるかもしれない」は、もしかすると夢の中でつぶやいているセリフなのかもしれない。一炊の夢と云うか、一献の夢と云うか。夢から覚めたら、二日酔いの真っ最中かもしれない。そんな「可能性」と「吸い込まれるようなイマジネーションの渦」が、わたくしにとっての落語の魅力だったりもする。
酒乱で終わる芝浜もあってもいい。夢で終わる芝浜があってもいい。ただ、それは、聞く側の想像の中の責任かもしれないなぁ。個人的な趣味で云えば、、、"大胆に改作"を褒めちぎる向きもあるけれど、わたくしは"古典は古典のまま演じるが、そこから想像の奥行きを広げるような表現力を持っている"芸風が好きだなぁ。うん。

サゲ「部屋には鍵をかけろ」 (ゴドー台無し)

サゲより印象深いのがこれ
「ハードボイルドより人情噺だよ。さん喬師匠の臭い芝浜が聞きたいよ」

他、つれづれ
主人公は高校時代、サトミちゃんと付き合っていた。
白鳥の天皇陛下の物真似→「申し訳ないでおじゃる」

■頭上からの伝言

「ご馳走すると白鳥さんに言われて、連れてゆかれるのが必ず"居酒屋 天狗"」

ここでも白鳥大活躍。これだけネタを提供できる白鳥はSWAの宝だなぁ。絶妙な座標に位置している。うーん。

「白鳥さんは、深夜2:00の天狗で、店員さんに向かって"すみません、テイクアウトで!"って云うんですよ。指でバッテン作りながら。」

なんだか、こっちの方がある意味"ゴドーを待ちながら"っぽくないか。そうでもないか?そうですか。

あと、マクラは、東京初体験が大学(○士舘)だったと言う話。
「ジャバラって服を着ると歌舞伎町では敵無しだ!」と云う先輩の教えも魔術めいている。
なんだ、そのジャバラて。

、、、っつー事で、うちの裏山の祠に祭られているGoogle様に伺ってみることにしました。

Googleさま、Googleさま、"国士舘大学のジャバラ"についてお教えください。
(50音が書かれたA3サイズの模造紙の上に置いた10円玉に人差し指を添えながら」

動きましたよ!

   こ・・・れ・・・を・・・み・・・れ ○士舘の蛇腹の写真!

分かりました、Google様。ありがとう!参考になるんだかならないんだか微妙なところをお教えくださって。

さて、ジャバラの謎も解けたところで、本編に戻る。
要約すれば、男が東京タワーに上る話。ローラが走ってランローララン。男が登る頭上からの伝言。

そもそも、男が東京タワーに登るキッカケが夫婦喧嘩だったりする。その嫁の名前はサトミ。
このサトミから「こないだ寝言で言ってた"カスミ"って誰!?」と詰問されるシーンもある。
カスミ、大活躍。

サゲ「東京タワーの天辺から、ありがとうって云ったんだよ」「もー、また、口ばっかり」
東京タワーから落ちて死んだと思われた男が生き返るハッピーエンドも嬉しい。


他、つれづれ
「デブよりウェブってことなの? ぷぷぷぷぷぷ」
「結婚よりパソコンなの? ぷぷぷぷぷぷ」
「骨折り損よりアマゾンですか? ぷぷぷぷぷぷ」

「高いとこ、高いとこって、銀座の久兵衛行ってやるよ」

魂となって登り続ける男が、塔の下で倒れている己の遺体を見つめつつ
「倒れている俺は俺だけど、登っている俺は誰なんだー」


■フィナーレ
灰田勝彦の唄う「東京の屋根の下」が流れる中、エンドロール。銀座は宵のセレナーデ、新宿は夜のタンゴ。安田生命ホールに集まりSWA聞く僕等は幸せ者。途中、昇太宅でチューチューアイスをむさぼり食らう中年の画像が差し込まれ、会場から笑いが起こる。

4人揃っての挨拶は、今回のテーマについて。
元々は「文学」がテーマだったそうな。

白鳥のネタがゴドーを待ちながらだったのはそれを引き摺っているからだ、とバラされた白鳥の反論がすごかった。

「本当はノルウェーの森を題材にしてたもん。
 学生がノルウェーの森にキャンプに来てさ、覆面被った男にチェンソーで襲われるの!」

、、、、、、もそもそもそもそもそ(マワシ付け、髪を大銀杏に結う中島)
(振り向きざまに)ペペペペペペペペペペペペペペペペペ(白鳥に張り手ラッシュ)

謝れ。村上春樹を崇拝しているものに謝れ。10代の頃のわたくしに謝れ。(涙目で)

さておき、今回配布された、SWA9月公演のチラシは誤りだらけなので破棄するように、、と昇太より告知がありました。
おやぁ、どの部分が誤りなのかの説明が無いなぁ。

最後に喬太郎より
「貴方(白鳥)が言った、嘘の涙を流すさん喬って、僕の師匠です」

すごい終わり方です。
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by bithoney | 2007-07-22 22:38 | :芝居浄瑠璃芋蛸南瓜

泣くが嫌さに笑い候。
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