昼下り。
ふと、口に出してみたのだ。「なぞなぞはなぞだ」と。
いや、脈絡もなく頭にもたげたのだ「なぞなぞ」と云う言葉、
そのリズムが。
謎を「ワケわかんねー」と訳すとすれば、それを2回も繰り
返しちゃっているなぞなぞと云う言葉は、問い掛けられた者
が「ワケわかんねー、ワケわかんねー。」と、煩悶する様を
映した言葉ではあるまいか。ワケわかんねーっすヨ、マジで
ワケわかんねーっすヨ、勘弁してして欲しいっすヨ、マジで。
なぞなぞに対して真剣に向き合う(その上アホ)様子が伝わ
って来るではないか。
違います。即答。なぞなぞとは出題者が「何ぞ何ぞ」と問い
掛けている様子だそうな。ふうん。
いやしかし、「何ぞ」ならまだしも「何ぞ何ぞ」と繰り返し詰め
寄られてもなあ。出題者は何をそんなに熱くなっているのだ。
謎だ。謎である。
それはさておき。
子供の時分に読んだ「なぞなぞの本」には理不尽が詰まっ
ていた。リフジン。がらがらがらがらがら。いやそれはイソジン。
理不尽でうがいをしてどうする。話を戻す。
「カバが逆立ちするとな〜んだ」
「こたえはバカ」
(眩暈)。答えは馬鹿って。
しかも、なぞなぞの横には逆立ちしたカバが「ボクはバカ
れ〜す」と語る挿絵が。
、、、いや、カバはカバだろ。
仮に、ここに哀川翔が居るとしよう。「哀しい川が翔ぶ。」と
書くあの哀川翔である。さあ哀川翔よ、唐突だが逆立ちしろ。
まあ、哀川翔のままだわな。ならば、「河の馬」と書いて河馬
は逆立ちしたって河馬だって河馬のままじゃあございまヌか。
しかもカバときたらバカとしての演出のためか、ご丁寧にも
鼻水を垂れ流し、なぜか玉乗りをしている。玉乗り?
人知を超えたカバである。人語まで操っている。その上、
語尾で「れ〜す」とおどけるなぞ故タコ八郎師匠の芸風を
模していて心憎いし、はては故林家三平師匠をも髣髴させる
凄みのある話芸だ。
そもそも、逆立ちするカバってとこからしてバカどころか
天才のきらめきを感じるではないか、その上玉乗りとは恐れ
入る。だいたい、バカの符牒がなぜ「玉乗り」なのだ。出題者
の更なる謎かけに迷いこんでしまいそうだ。
「カバが逆立ちするとな〜んだ」
「こたえはバカ」
とんだ問答に引き込まれたものだ。
「聴けないムリを聴くんだぜ」部長、今日は定時で帰ります。いやわざわざ言わなくても中島さんは昨日も定時だったよ。はっはっは、部長、実は小生一昨日も定時帰宅でありますぞmix