ご説明:
カテゴリ「芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」では天本の観劇メモをまとめております。
ネタバレもあるのでご注意下さい。
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■データ
ピローマン
日付:2004年11月14日
場所:PARCO劇場・渋谷
脚本:マーティン・マクドナー
出演:高橋克実/山崎一/中山祐一朗/近藤芳正
面白かったです。
近藤さんってすごいなあ、
嫌われ役ってどこか憎めないところを出したりするけれど
純粋に嫌われる役が出来る人ってそうそう居ない。
かっこいいなあ。かっこいいなあ。
素人が好き勝手を抜かして恐縮ですが、、、
ところどころ「?」が残りました。
とてもいい話のスジを思いついたので、
多分それを変更することが出来なくて
ところどころにムリが出ちゃったっぽい。
でも、逆にいい方(見た人の心に残る)に転んだかも。
ミハイルの好きな話がたった1つ「みどりの子豚」であり、
他の物語の子供殺しを再現したのなら、
なぜ最後の子供で「みどりの子豚」を再現したのか分からない。
「キリスト」を再現しなかった事が問題なのではなくて、
なぜ殺さなかったのかが分からない。
好きな話だからこそ、
嫌いな話を再現している際に入り混じってしまったとも考えられるのだけど、
それならば、ミハイルが一人ではどうしても思い出せなかった
「みどりの子豚」のスジをなぜ再現できたんだろう?
まあ、細かいアラなんざ、
どんなに良い芝居だとしても、
責任の無い側からは幾らでも言いがかりのように思いつくもんだしなあ。
刑事さん達、晩御飯食べてる時間が長すぎやしませんかー?とか。
しかし、何食べてたんだろう。
あの芝居の世界でのドイツ警察はグルメ揃いなのだろうか。