2007年03月09日
おじさんが臍いじって悦んでる所
志ら乃曰く「おじさんが臍いじって悦んでる姿を彷彿させる名前」の中央会館。
身体の中央いじくって快感にうちふるえているオッサンの姿は唐沢なをきに書いて貰いたいですね。
初めは自分の臍いじって喜んでたオッサンが、そのうち新富町まで来て「中央会館が、快感でほんほんほんっ」と言い出し、最後にはオーストラリアで「エアーズ・ロックが~。エアーズ・ロックが~。ほんほんほんほんっ」
さておき、本日の番組は↓
立川志ら乃 「反対俥」
立川志らく 「心眼」 「お直し」 「双蝶々」
陰惨な噺を選び、その陰惨な噺をどこまで楽しく出来るかがテーマとのこと。
その楽しさを「骨上げ前の、親戚一同に漂う奇妙な高揚感」と喩えていたのが印象的。なるほどなあ。悲しみはやがておかしみに、楽しさはやがて悲しき。志らくの、乾く前の血痕のようなベタっとしたウエットさって大好き。
ちなみに、志らくが言うには。
今回の出演者(志らくに似ている志ら乃に、談志に似せた志らく)に談志が加わると、人類の進化の過程が見られるのだそうな。「朝四足で昼二本足、そして夜には三本足になる生き物なんだ?」ってなぞなぞを思い出す。いや、誰が老人で誰が成人で誰が赤子かっつー意味ではないのですが。なんとなく、それを思い出した。
あ、時間が無い。またあとで加筆。股かい。
股かいて、再開。
病弱な車屋に向かっての「地に足が着いて喜んでいるのは、お前さんとガガーリンくらいなもんだよ」ってセリフ。今まで、地球に戻ってきて喜んでいるガガーリンを想像もしたことが無かったので、衝撃でした。地球から離れているガガーリンばかりを見ていた。
志ら乃は天文ファンなんだろうか。なんか猛烈に志ら乃に興味が沸いてくる。
双蝶々は、なんと云うか、映画的というより絵コンテのよう。
スポンサーからケチがついて色々なアイデアが削られる前の、脳みそから生まれたてホヤホヤのような絵コンテから抜け出たような双蝶々。
「昔、これをやったとき "それは人情噺では無い!" と藤浦(藤浦敦?)先生から怒られたのが納得いかずに談志に言いつけた」話付き。
好きだけどなあ。露店で買った関西弁翻訳機(マウスピース型)のとことか。すごい機能なんですよ。関西人が咥えると江戸弁が話せて、江戸っ子が咥えると関西弁になるっつー多機能っぷり。
蝶々の飛ぶラストは、「双蝶々」の名のとおり。
ただ、助国と小槇の「蝶の道行」なんかも彷彿させられて、業火に焼かれる親子を想像してしまい、少しむなしい気持ちになる。
それはそうと、「円朝はひどいヤツ。落語界のアイドル定吉を殺すなんて。」に同意。