「お代官さま、これでひとつ。」
----越後屋から渡された桐箱を開ける代官。
----上の饅頭を取り除くと、下にはひしめかんばかりにカントリーマアム(バニラ味)が。
「えーちーごーやー(満面の笑み)。」
っつー位、南蛮渡来のご禁制の品扱いの不二家製品。
先日の立川談志一門会で談笑が高座から不用意にカントリーマアムを客席に投げ入れた時の騒動は記憶に新しいところです。カントリーマアムを奪い合う客の凄まじさたるや。死傷者まで出た、まさに地獄絵巻でございました。どうしてすぐにばれる嘘を吐くのだ、わたくし。
禁断症状でしょうか。
無性にミルキーが食べたいのでございます。
舐めたいのではなく、食べたい。
歯の詰め物が全て取れてしまえばよいワ。正露丸詰めて泣くがよいワ。
と云う潔さでぐにゃぐにゃ奥歯でかみ締めたいのでございます。
早いとこ、不二家のお菓子が食べたいのです。
要は「てめえで食えねえもんを作らなければよい」。ただ、それだけなのでございます。
※かと、云って、不二家の上層部の連中が「にっこり笑いながら自社製品を食べるパフォーマンスをメディアに流す」なんてザマを曝け出したら、もう、フォロー出来ないなあ。やりかねないが。やるなよ。頼みますよ。
ところで、不二家も問題なんだが(いや、さして問題にしていないんだが、世間に合わせてみた。)、正直、本気で辛いのは「賞味期限の切れたギャグ」だったりするのでございます。
飲み会で目上の方から「~ですから~~、残念!斬り!」とか云われると、もう、どうしていいのやら。破棄して良いですか?破棄しても良いですか?この人、破棄しても良いですか?
いや、そこは。
「モーレツに面白いですネー。ナウなヤングにバカ受けですヨー」
と誉めてやるのが大人のマナーなのかもな。